星 降る 夜 に 花束 を。 星降る夜に花束を ゲスの極み乙女。 歌詞情報

〜星降る夜に花束を〜 IX

星 降る 夜 に 花束 を

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【進撃の巨人】星降る夜に花束を

星 降る 夜 に 花束 を

今僕は最高に落ち込んでいる。 ベッドの上に寝っ転がって、柚寿や翔からきている連絡を返しながら、どうしてこんなことになっちゃったんだろうな、なんて考えていた。 土曜日。 そろそろ矢桐との約束の時間だけれど、どんな顔をしてあいつに会えばいいんだろう。 テーブルに置いてあるコーヒーを流し込んでも、考え事は尽きない。 砂糖とミルクを死ぬほど入れたって、僕は死なない。 僕は自分勝手で最低だ。 向こう側から聞こえてくるシャワーの音、乱れた布団、二人分の形跡、床に落ちている瀬戸さんが着ていた青のプリーツスカート。 小さく流れている、誤魔化しにもならないBGM。 ラブホテルの一番安い部屋で、僕らはついさっきまで抱き合っていた。 柚寿よりも小さくて、体温が高かった瀬戸さんの、表情も反応もほとんど覚えていないという事は、やっぱり、どうでもよかったんだろう。 今日は、一四時に矢桐に会って金を取り、一八時から柚寿と夜ご飯を食べに行く予定だった。 矢桐も柚寿も二つ返事で了承してくれた。 どこで時間をつぶそうかと思っていた時にやってきたのが瀬戸さんで、いきなり告白なんかしてくるものだから、僕は困ってしまって、曖昧な返答しか出来なかった。 二番目でもいいの。 瀬戸さんのその台詞が、なんだか健気で、可愛かった。 付き合えないよと僕が言っても彼女は、それでもいいと首を振った。 昔の僕に似ていた。 姉さんの友達に恋をしていた僕は、とにかく彼女のそばに居たくて、どんな欲求でも気安く呑んでしまっていた。 結局その人には他に彼氏がいて、僕なんか遊び相手だった訳だけど、僕が必死に貯めた二千円で買ったネックレスをプレゼントしたとき、「そんな関係じゃないでしょ、私達」と笑われたときのあの気持ち、あれを瀬戸さんは最初から背負うつもりらしい。 ホテルに連れ込んだまではよかったけれど、瀬戸さんが処女だと思うと、行為に及ぶ気はしなかった。 僕は処女が苦手だ。 痛がるし、怖がるし、反応も良くないし、面倒だ。 例の姉さんの友達のせいか、年上にばかり恋をしてきたから、処女にあたったことは数えるほどしかないのだけれど、「わたし、初めてなの」と頬を染めてカミングアウトする女が可愛く見えたことは一度もない。 適当に口でしてもらって終わろうと思った。 それでさえ罪悪感を覚えるのだから、この前みたいにキスして終わりでもいいや。 ベットに座って、AVのチャンネル案内を見ながら、どうして彼女らはこんな仕事しかできないのだろうかと真剣に考えてしまう。 そんな間にも、少し離れた場所に座る瀬戸さんは僕をちらちら見ている。 なんか飲む? って聞こうとして、話しかけようとしたとき、いきなり白いベットに押し倒された。 女の子もけっこう力があるんだな、と思った。 「お願い。 こういう事したら、好きになってくれるんでしょ?」 倒れ込んだ僕の膝の上に乗って、必死に顔を赤らめて、僕の革のベルトを解き始める瀬戸さんを、不覚にも可愛いと思ってしまった、その時にはもう遅くて。 細い腰を抱き寄せる。 キスをする。 舌をねじ込む服を脱がす、そんな一連の流れさえもどかしくなってしまいそうだった。 痛がらないわけではなかったけれど、瀬戸さんはとても健気だった。 僕を見る瀬戸さんの目はとろけそうなほど甘くて、多分僕も同じ目をしていた。 罪悪感はもう無かった。 「……あー、死にたいな」 終わってしまうともうそこには、なにも残らなかった。 シャワーの音がしたり、かと思えば止まったりする。 女の子はお風呂が長い。 柚寿とホテルに行った時も、だいたいこんな感じだ。 翔がよく言うせいで、死にたいと吐くのが癖になっているような気がする。 もちろん本気で死ぬ予定などないけれど、どこか遠くに逃げてしまいたい、そんな気持ちはいつでもある。 人間関係をすべて切って一からやり直せたら、そう思って眠ることもあった。 柚寿みたいな女の子と恋をして、金も自分で稼いで、本当の幸せが欲しかった。 柚寿からラインが入っていた。 柚寿は瀬戸さんと違って淡泊なので、ラインの返信にほとんど絵文字や顔文字を付けない。 そういうところも可愛いのだけれど、僕に対する温度が低い気がしてならない。 友達と話すときは、もっと文面も楽しそうなのだろうか。 ツイッターもインスタグラムもやっていない柚寿は、他の友達とどんなことを話して、どんな映画を見て、どんな本を見て、何を思ったのか、わからないままだった。 浴室の扉が開く音がする。 青いスカートが床に落ちたままだったから、様子を見て届けに行こうと思った。 衣擦れの音が消えて、今ちょうど困っているだろうな、というタイミングで僕は立ち上がる。 脱衣所に向かい、彼女に言う。 「柚寿、スカート忘れてたよ」 無意識だった。 言い終えた後、バスタオルを巻いている瀬戸さんと目が合った。 時が止まる。 今一番出してはいけない人の名前を、恋人の名を呼ぶように、軽々と呼んでしまった。 ごめん、と咄嗟に謝る。 僕は瀬戸さんに謝ってばかりだ。 瀬戸さんは弱く微笑んで、青のスカートを受け取り、僕を見上げる。 濡れた髪が白のバスタオルに絡みついている。 「……いいの。 一万しかない」 「……別にいいよ」 なんで謝るんだろうと思ったけれど、そんな言葉を吐く矢桐は恐ろしいほどに無表情だったので、たぶん矢桐には、僕に対する「ごめん」なんて気持ちはまったくないのだ。 人のいない喫茶店で、封筒を僕に渡す矢桐は、今日も相変わらずユニクロの服に全身を包んでいる。 いつも通り、日課のようなやりとり。 ひとつだけ違うのは、僕が矢桐の大好きな瀬戸さんを奪ってしまったという事。 だんだん思い出してきた瀬戸さんの感触を、ここで僕が全部語ったら、矢桐は僕をどんな目で見るんだろう。 僕はもう、僕と手を繋いで生きていくという事ができなくなりそうだった。 矢桐は先ほどやってきた紅茶に、インクの切れたボールペンを見るような目線を向けている。 僕は、そんな矢桐の着ているパーカーのポケットをじっと見ている。 あの中に今日もカッターが入っていたらどうしよう。 殺されちゃうかもよ、いつか姉さんはそう言って笑った。 姉さんは頭が良い。 僕よりも、ずっと。 「矢桐。 お前まだ、瀬戸さんのこと、好きなの?」 「……なんで?」 質問に質問で返す、矢桐はこういう奴である。 中学から一緒だったから、僕にはわかる。 「瀬戸さん、僕が言うのもあれだけど、可愛いじゃん。 他に狙ってる男いるかもよ」 例えば、僕とか。 冗談交じりに言ってみる。 狙っているどころか、逆に瀬戸さんに狙われているのだけれど、これを矢桐に言ったら僕は本気で殺されかねない。 また秘密が増えてしまった。 またむやみに親密な人を増やしてしまった。 それがどんなに悪いことなのか、僕が一番よく分かっている。 「……小南さんは? 大事にしろよ、彼女だろ」 すごく嫌そうな顔で、矢桐は僕を見る。 まったくもって正論である。 僕は「冗談だよ、本気にするなよ」と言ってなだめる。 矢桐も、僕と瀬戸さんが親密にしているところなど予想できなかったのか、またいつもの表情に戻る。 そして、「つまんないこと言うなよ」と小さく呟く。 瀬戸さん関連の話題になると途端にわかりやすくなるので、矢桐をからかうのは楽しい。 でも、ほどほどにしておかないと、ふとしたきっかけで全部バレてしまいそうだ。 やっと矢桐は紅茶を口に運んだ。 それを見て僕もミルクティーのコップを持つ。 柚寿や友達と居る時はコーヒーしか頼まないけれど、本当はいつもミルクティーが飲みたかった。 今さら矢桐の前でかっこつける必要性をまったくもって感じないので、こういう時は心置きなく好きなものを飲める。 「矢桐」 「……え?」 受け取った一万円をポケットに押し込む。 これで今の所持金は五万になる。 柚寿とデートするくらいなら、これくらいあれば十分だろう。 僕は鞄から、白い封筒を取り出した。 これには三万円が入っている。 この前翔とパーティーに行ったとき、途中で抜けてきてしまったから、余ってしまった金だった。 「……返すよ。 使わなかったんだ。 なんか、好きな物買えばいいじゃん」 なにが買えばいいじゃんだ、これは僕の金だ。 矢桐はそんなことを言いたそうにしながらも、おずおずと封筒を受け取った。 そして、僕の前で平然と封筒の中身を覗いて、福沢諭吉が三枚あることを確認すると、今度こそ不思議そうに顔をしかめた。 「なんで、また」 「だから、使わなかったんだよ」 ぶっきらぼうに言い放つ。 何回言わせるつもりなんだろう。 僕が矢桐に金を返すのは、これが初めてだった。 瀬戸さんの処女を奪ってしまったお詫びだと心の中で付け加える。 矢桐はその金を地味な鞄にしまって、まだ疑っているような目で僕を見て、数秒の沈黙の後、聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で言った。 「……ありがとう」.

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〜星降る夜に花束を〜 IX

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今僕は最高に落ち込んでいる。 ベッドの上に寝っ転がって、柚寿や翔からきている連絡を返しながら、どうしてこんなことになっちゃったんだろうな、なんて考えていた。 土曜日。 そろそろ矢桐との約束の時間だけれど、どんな顔をしてあいつに会えばいいんだろう。 テーブルに置いてあるコーヒーを流し込んでも、考え事は尽きない。 砂糖とミルクを死ぬほど入れたって、僕は死なない。 僕は自分勝手で最低だ。 向こう側から聞こえてくるシャワーの音、乱れた布団、二人分の形跡、床に落ちている瀬戸さんが着ていた青のプリーツスカート。 小さく流れている、誤魔化しにもならないBGM。 ラブホテルの一番安い部屋で、僕らはついさっきまで抱き合っていた。 柚寿よりも小さくて、体温が高かった瀬戸さんの、表情も反応もほとんど覚えていないという事は、やっぱり、どうでもよかったんだろう。 今日は、一四時に矢桐に会って金を取り、一八時から柚寿と夜ご飯を食べに行く予定だった。 矢桐も柚寿も二つ返事で了承してくれた。 どこで時間をつぶそうかと思っていた時にやってきたのが瀬戸さんで、いきなり告白なんかしてくるものだから、僕は困ってしまって、曖昧な返答しか出来なかった。 二番目でもいいの。 瀬戸さんのその台詞が、なんだか健気で、可愛かった。 付き合えないよと僕が言っても彼女は、それでもいいと首を振った。 昔の僕に似ていた。 姉さんの友達に恋をしていた僕は、とにかく彼女のそばに居たくて、どんな欲求でも気安く呑んでしまっていた。 結局その人には他に彼氏がいて、僕なんか遊び相手だった訳だけど、僕が必死に貯めた二千円で買ったネックレスをプレゼントしたとき、「そんな関係じゃないでしょ、私達」と笑われたときのあの気持ち、あれを瀬戸さんは最初から背負うつもりらしい。 ホテルに連れ込んだまではよかったけれど、瀬戸さんが処女だと思うと、行為に及ぶ気はしなかった。 僕は処女が苦手だ。 痛がるし、怖がるし、反応も良くないし、面倒だ。 例の姉さんの友達のせいか、年上にばかり恋をしてきたから、処女にあたったことは数えるほどしかないのだけれど、「わたし、初めてなの」と頬を染めてカミングアウトする女が可愛く見えたことは一度もない。 適当に口でしてもらって終わろうと思った。 それでさえ罪悪感を覚えるのだから、この前みたいにキスして終わりでもいいや。 ベットに座って、AVのチャンネル案内を見ながら、どうして彼女らはこんな仕事しかできないのだろうかと真剣に考えてしまう。 そんな間にも、少し離れた場所に座る瀬戸さんは僕をちらちら見ている。 なんか飲む? って聞こうとして、話しかけようとしたとき、いきなり白いベットに押し倒された。 女の子もけっこう力があるんだな、と思った。 「お願い。 こういう事したら、好きになってくれるんでしょ?」 倒れ込んだ僕の膝の上に乗って、必死に顔を赤らめて、僕の革のベルトを解き始める瀬戸さんを、不覚にも可愛いと思ってしまった、その時にはもう遅くて。 細い腰を抱き寄せる。 キスをする。 舌をねじ込む服を脱がす、そんな一連の流れさえもどかしくなってしまいそうだった。 痛がらないわけではなかったけれど、瀬戸さんはとても健気だった。 僕を見る瀬戸さんの目はとろけそうなほど甘くて、多分僕も同じ目をしていた。 罪悪感はもう無かった。 「……あー、死にたいな」 終わってしまうともうそこには、なにも残らなかった。 シャワーの音がしたり、かと思えば止まったりする。 女の子はお風呂が長い。 柚寿とホテルに行った時も、だいたいこんな感じだ。 翔がよく言うせいで、死にたいと吐くのが癖になっているような気がする。 もちろん本気で死ぬ予定などないけれど、どこか遠くに逃げてしまいたい、そんな気持ちはいつでもある。 人間関係をすべて切って一からやり直せたら、そう思って眠ることもあった。 柚寿みたいな女の子と恋をして、金も自分で稼いで、本当の幸せが欲しかった。 柚寿からラインが入っていた。 柚寿は瀬戸さんと違って淡泊なので、ラインの返信にほとんど絵文字や顔文字を付けない。 そういうところも可愛いのだけれど、僕に対する温度が低い気がしてならない。 友達と話すときは、もっと文面も楽しそうなのだろうか。 ツイッターもインスタグラムもやっていない柚寿は、他の友達とどんなことを話して、どんな映画を見て、どんな本を見て、何を思ったのか、わからないままだった。 浴室の扉が開く音がする。 青いスカートが床に落ちたままだったから、様子を見て届けに行こうと思った。 衣擦れの音が消えて、今ちょうど困っているだろうな、というタイミングで僕は立ち上がる。 脱衣所に向かい、彼女に言う。 「柚寿、スカート忘れてたよ」 無意識だった。 言い終えた後、バスタオルを巻いている瀬戸さんと目が合った。 時が止まる。 今一番出してはいけない人の名前を、恋人の名を呼ぶように、軽々と呼んでしまった。 ごめん、と咄嗟に謝る。 僕は瀬戸さんに謝ってばかりだ。 瀬戸さんは弱く微笑んで、青のスカートを受け取り、僕を見上げる。 濡れた髪が白のバスタオルに絡みついている。 「……いいの。 一万しかない」 「……別にいいよ」 なんで謝るんだろうと思ったけれど、そんな言葉を吐く矢桐は恐ろしいほどに無表情だったので、たぶん矢桐には、僕に対する「ごめん」なんて気持ちはまったくないのだ。 人のいない喫茶店で、封筒を僕に渡す矢桐は、今日も相変わらずユニクロの服に全身を包んでいる。 いつも通り、日課のようなやりとり。 ひとつだけ違うのは、僕が矢桐の大好きな瀬戸さんを奪ってしまったという事。 だんだん思い出してきた瀬戸さんの感触を、ここで僕が全部語ったら、矢桐は僕をどんな目で見るんだろう。 僕はもう、僕と手を繋いで生きていくという事ができなくなりそうだった。 矢桐は先ほどやってきた紅茶に、インクの切れたボールペンを見るような目線を向けている。 僕は、そんな矢桐の着ているパーカーのポケットをじっと見ている。 あの中に今日もカッターが入っていたらどうしよう。 殺されちゃうかもよ、いつか姉さんはそう言って笑った。 姉さんは頭が良い。 僕よりも、ずっと。 「矢桐。 お前まだ、瀬戸さんのこと、好きなの?」 「……なんで?」 質問に質問で返す、矢桐はこういう奴である。 中学から一緒だったから、僕にはわかる。 「瀬戸さん、僕が言うのもあれだけど、可愛いじゃん。 他に狙ってる男いるかもよ」 例えば、僕とか。 冗談交じりに言ってみる。 狙っているどころか、逆に瀬戸さんに狙われているのだけれど、これを矢桐に言ったら僕は本気で殺されかねない。 また秘密が増えてしまった。 またむやみに親密な人を増やしてしまった。 それがどんなに悪いことなのか、僕が一番よく分かっている。 「……小南さんは? 大事にしろよ、彼女だろ」 すごく嫌そうな顔で、矢桐は僕を見る。 まったくもって正論である。 僕は「冗談だよ、本気にするなよ」と言ってなだめる。 矢桐も、僕と瀬戸さんが親密にしているところなど予想できなかったのか、またいつもの表情に戻る。 そして、「つまんないこと言うなよ」と小さく呟く。 瀬戸さん関連の話題になると途端にわかりやすくなるので、矢桐をからかうのは楽しい。 でも、ほどほどにしておかないと、ふとしたきっかけで全部バレてしまいそうだ。 やっと矢桐は紅茶を口に運んだ。 それを見て僕もミルクティーのコップを持つ。 柚寿や友達と居る時はコーヒーしか頼まないけれど、本当はいつもミルクティーが飲みたかった。 今さら矢桐の前でかっこつける必要性をまったくもって感じないので、こういう時は心置きなく好きなものを飲める。 「矢桐」 「……え?」 受け取った一万円をポケットに押し込む。 これで今の所持金は五万になる。 柚寿とデートするくらいなら、これくらいあれば十分だろう。 僕は鞄から、白い封筒を取り出した。 これには三万円が入っている。 この前翔とパーティーに行ったとき、途中で抜けてきてしまったから、余ってしまった金だった。 「……返すよ。 使わなかったんだ。 なんか、好きな物買えばいいじゃん」 なにが買えばいいじゃんだ、これは僕の金だ。 矢桐はそんなことを言いたそうにしながらも、おずおずと封筒を受け取った。 そして、僕の前で平然と封筒の中身を覗いて、福沢諭吉が三枚あることを確認すると、今度こそ不思議そうに顔をしかめた。 「なんで、また」 「だから、使わなかったんだよ」 ぶっきらぼうに言い放つ。 何回言わせるつもりなんだろう。 僕が矢桐に金を返すのは、これが初めてだった。 瀬戸さんの処女を奪ってしまったお詫びだと心の中で付け加える。 矢桐はその金を地味な鞄にしまって、まだ疑っているような目で僕を見て、数秒の沈黙の後、聞こえるか聞こえないかくらいの小さな声で言った。 「……ありがとう」.

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