三峡 ダム。 三峡ダム決壊。そのとき、中国は? 日本は?

三峡ダムと武漢コロナウィルスの関係?(2)

三峡 ダム

ツイッターで表題の件が話題になっておりまして、こういう話は数年置きに繰り返されるので、私はちょっと飽きているのですが、今年はいつもより大きめの騒ぎみたいですので、こちらでも解説しておきます。 【目次】• 『 「三峡ダムの洪水防止制限水位を2メートル近く越えた」は何を意味するのか』というタイトル。 洪水防止制限水位(防洪限制水位)が何故か日本では「危険水位」と訳されて、それを2メートル越えた!ヤバい!決壊するぞ!と大騒ぎをしている人がいる?のでしょうか。 まずはそれが誤訳だというのを認識しないとイケません。 つまり開始時で、ツイッターで「危険水位」と騒がれている145メートルを10メートルも越えているw 上掲のサイトを見ると、水位175メートル到達の証拠写真も出てますので、そちらをご参照ください。 「洪水防止制限水位」とは何か? 情報を整理して要訳すると、• 三峡ダムの堰堤の高さは185メートル• 175メートルまでは貯水可能• 増水期でなければ、給水、発電、灌漑などに利用するため、水をたくさん貯めている。 増水期には洪水に備え、水位を下げる。 その際の制限水位が145メートル。 つまり、それを2メートル越えて147メートルというのは、想定内のことで、危険でもなんでもない。 ちなみに2017年の175メートル貯水試験の際は、9月10日に水位155メートルから貯水を開始して、175メートルになったのが10月20日。 水位を20メートル上げるのに40日間かかっています。 他に、三峡ダムが歪んでいるという説が見られますが、ツイッター検索で調べたら諸説出てくるので、こちらで回答は繰り返しません。 ただ、本当に歪んでいたとしても147メートルの水位に耐えるのなら、充分な強度があるのではないでしょうか。 我々としては、まず自分の認識の歪みを気にした方が良いでしょう。

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中国最大のダム(三峡ダム)の歪みを「弾力性」と弁明した北京政府【澁谷司──中国包囲網の現在地】

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【7月9日 Xinhua News】中国・長江中流域(湖北省宜昌市)で建設されていた三峡ダムは2003年に湛水が開始されると、水面に大量の漂流物が出現した。 ただちに除去しなければ汚染を引き起こし、船舶の航行安全にも深刻な影響を及ぼす状況となったが、処理面積の広さと回収作業の難度の高さから、事業に参画した多くの回収業者は次々と撤退した。 三峡ダム地区に属する重慶市万州区で生まれた劉古軍(52歳)氏は、代々漁業で生計を立てていたが、ある時、地元の環境保護局に赴き、自ら回収チームを結成することを申し出た。 劉氏は1日数百元の収入が得られる水上輸送の商売をやめ、船十数隻とメンバー数十人で万州長江漂流物回収チームを結成した。 劉氏の妻の夏春梅氏も夫の決断を支持し、自らもチームに加わり「後方支援」を担った。 結成当時のチームは粗末で小さな漁船で編成され、回収作業は漁業を行うよりもはるかに多くの苦労を伴った。 劉氏は「夏場は本当に暑く、甲板の温度は80度にもなり、卵が2分で焼けるほどだった。 どのメンバーも日焼けで真っ黒になっていた」と語る。 道具が旧式で、経験も不足しており、毎日朝から晩まで必死に回収しても、処理できる面積は大したものではなかった。 劉氏は、どの船も積める量が少なく、すぐ一杯になってしまい、漂流物の処理のため埠頭に引き返えさなければならなかったと当時を振り返える。 回収効率を向上させるため、劉氏は元々所有していたフェリー「鑫洋号」を自ら改造し、最大積載量40トンの回収物中継船に生まれ変わらせた。 また、周辺水域を熟知する劉氏は漂流物回収水域図を作成、メンバーが漂流物の動線や規則性を把握するのに役立てた。 劉氏は「布陣を改めてからは、漂流物回収船と中継船がそれぞれの役目を担うようになり、メンバーの熟練度も増し、回収効率が一気に向上した」と語った。 ところが再び新たな問題が発生した。 劉氏によると、当時は回収事業が長期的で困難を伴うことに気づいておらず、回収にかかる費用や運転資金に対する理解も足りなかったという。 政府からはチーム結成時に100万元(1元=約17円)の補助金が支給されたものの、船舶のリースや車両のチャーター、賃金の支払いとお金は出ていく一方だった。 経営が最も苦しかった時には、息子のお年玉まで持ち出し、メンバーの賃金を払い、船の燃料代に充てていたという。 だが劉氏はやり抜いた。 彼には漂流物回収事業がダム区域にこれからも住み続けるであろう子孫のためであることが分かっていた。 「2009年からは機械化された漂流物回収船を順次導入していった。 ここにある2隻の『江潔003』は自動化された回収作業を全方位的に行うことできる」と劉氏は語る。 青藍色の全自動漂流物回収船が3隻、埠頭に並んで停泊している。 これらの船はパワーが大きく、処理範囲も広いことから、徐々に長江の幹線航路での漂流物回収の主力となっていった。 万州区市政管理局の担当者によると、これら数隻の船は、1時間あたり50トン近くのごみや漂流物を回収することができ、人の手による回収量の十数倍にあたる。 人の手だけで回収していた時は船1隻につき10人を必要としていたが、機械化された漂流物回収船であれば船員を入れて3人だけで十分だという。 漂流物回収チームは現在、機械化回収船や中継船、手配船、巡視艇など合わせて15隻を保有している。 2017年に対象水域及び水位変動帯で処理したごみと漂流物は合計2万8千トンだった。 「現在は科学技術が進歩しただけでなく、社会も長江の生態環境を重視し始めている。 沿岸部にあった違法な化学工場や電池工場は閉鎖され、不法営業していたレストラン船も姿を消した。 周辺住民の環境保護に対する意識が高まり行動を起こしたことで、美しい山河が戻ってきた」。 劉氏は万州長江大橋の下にある埠頭に立ち、長江の青々と深く澄んだ水と両岸の緑を眺めながら笑顔で語った。

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中国「三峡ダム」が直面している巨大な危機

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連日の大雨によって中国南部の各地でが発生し、の決壊を危ぶむ声が挙がっています。 6月17日にダム上流の丹巴県で洪水と山崩れが発生した後、中国の専門家は下流の住民に避難を呼びかけました。 一方、三峡ダム専門家の王維洛(おう・いらく)氏は、「どこにも逃げ場はない。 唯一残された道はダムを解体することだ」と発言しています。 中国南部では6月上旬から大雨が続き、24の省と区で豪雨により852万人が被害を受け、各地で浸水と洪水が発生しています。 6月17日早朝、三峡ダム上流の四川省甘孜(カンゼ)丹巴県で発電所が押し流され、山崩れも発生したことで、安全性が疑問視されている三峡ダムが再度決壊の危険性に直面しています。 経済学者の「財経冷眼」はツイッターに「三峡ダム上流の四川省と重慶市で洪水が起こり、小規模ダムが決壊し、三峡ダムが危険にさらされている!」と投稿しました。 四川省丹巴県のせき止め湖が決壊した後の様子を撮影した動画によると、激しい濁流が流れ去った後、多くの村落が流されてしまったことがうかがえます。 山崩れもまた、多くの村を呑み込みました。 中国メディアの新京報は、四川省甘孜丹巴県のせき止め湖が決壊して洪水が下流を襲い、一部の村の家屋や発電所が浸水や倒壊などの被害に見舞われ、現時点で2万人以上が避難していると報じています。 四川省巴中市(はちゅう-し)では1億4000万元を投じて建設中だった橋が一瞬で流され、濁流にのみ込まれました。 三峡ダム問題の研究者でドイツ在住の水利専門家、王維洛氏は、せき止め湖は山から落ちてくる大きな岩や土砂で形成された自然のダムで、洪水を堰き止めていると説明しています。 ドイツ在住の水利専門家、王維洛氏 「堰き止めによってダムの高さはどんどん高くなって、その後このダムにゆっくりと自然に水漏れが発生し、漏れがどんどん大きくなってダムを崩壊させた。 その後決壊による洪水が発生した。 そのように発生した洪水の衝撃力、破壊力は、自然の洪水の数十倍だ」 王維洛氏は、せき止め湖が決壊した場合の破壊力は、津波のように前に向かって進むため、どこに広がっても河川近くの家屋が瞬時に倒壊すると説明しています。 四川省が1億4000万元を投じて建設中だった橋も流されましたが、これは橋梁建設部門の洪水対策が不完全だったためです。 ドイツ在住の水利専門家、王維洛氏 「洪水が来た時、流されてきた丸太や樹木などのゴミがこの建設中の橋の橋脚や柵などに引っかかって、そこがダムのような状態になってしまった。 その後、あとから来た水で水面が上昇し、橋が押し流された」 中国建築科学研究院の博士課程指導教官の黄小坤(こう・しょうこん)氏は6月18日、一連の洪水災害に対し、微信(ウィチャット)の友人グループチャットで「宣昌より下流は逃げろ。 最後にもう一度言う」と警告しました。 しかし王維洛氏は、三峡ダムの下流域には5億人が暮らしておりお、逃げるところなどないと指摘しています。 ドイツ在住の水利専門家、王維洛氏 「三峡ダムの危険性は常に存在していた。 決壊問題は常に存在していた。 宣昌より下流の住民は逃げろと言っても、下流とは宣昌から上海までだが、どこに逃げればいいのだ。 外国のビザやパスポートを持っていたところで今は出国できない。 どこにも逃げ場はない」 王維洛氏は「中国には10万近くの貯水池があり、どの地方にもあるが、4割以上は安全ではない。 これらの放水や決壊は三峡ダムに影響する。 貯水池が近いほど危険性も高まる。 どこか逃げるところがあるだろうか?」と指摘しています。 6月11日に中共国務院新聞弁公室が開いた水害対策状況説明会で、水利部高官は今年の水害対策状況は非常に厳しいとして、全住民に対し洪水対策の準備を怠らないよう注意を促しました。 また、現時点で148の河川で警戒水位を上回る洪水が発生しているうえ、中国の10万近くある貯水池の一部に問題があり、貯水・災害防止機能を発揮できないとも述べました。 水利部の今年の重点業務は「ダム事故」防止でした。 王維洛氏は、三峡ダム下流よりも上流のほうが危険だと警告しています。 中共政府は上流住民の移住はすでに完了したと発表していますが、新たに建設された都市の安全性は低く、ひとたび大洪水に見舞われたらそれらすべてが水に呑まれると指摘しています。 ドイツ在住の水利専門家、王維洛氏 「驚くべきことだ。 逃げるのではなく解決策を探るべきだ。 このダムを取り壊すのだ。 どこにも逃げるところはない。 長江中下流域の4億人、5億人にどこに逃げろと?逃げ場などない!」 王維洛氏は、「逃げるよりもダムを完全に取り壊す方がよい。 一人につきブロック一つを取り除けば、ダムはなくなる」と指摘しています。 王維洛氏は昨年の段階で「三峡ダムの解体は早ければ早いほどよい。 解体は簡単だ。 水門をすべて開けばよいのだから」と注意を促していました。 しかし中共政府は三峡ダム建設の業績を守るため、耳を貸しませんでした。

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