キルケー。 【FGO】キルケーの評価と再臨素材

「キルケゴール」の思想とは?実存主義と著書や名言も紹介

キルケー

コンテンツ• 魔女の出自 キルケーは太陽神ヘリオスとペルセイス(オケアノスの娘)との間に産まれたと言われます。 イタリアの西のアイアイエ島に住んでいるそうです。 彼女の兄妹はいろいろと個性的な神が多く、コルキス王アイエテス(イアソンが求めた黄金羊毛被の持ち主)は兄にあたり、クレタ王ミノスの妻で牡牛と交わって怪物ミノタウロスを産んだパシパエは妹にあたります。 追加情報として、あのメディアは姪にあたることになります。 この血縁関係を聞くと、どう見ても平穏な人生を送るとは考えられない、ただならぬものを感じてしまいますね。 キルケーには美貌と知性を持ち、さらに強大な魔力も持っていました。 得意なのは毒薬を調合して他者を別の姿に変えることだったと言われています。 キルケーに関係する星座=アルゴ座 かつては南の夜空にあったアルゴ座ですが、今はりゅうこつ座、ほ座、とも座の三つの星座に分かれています。 船に関する名前との星座に分かれたということですね。 アルゴ船とキルケーのつながりですが、姪であるメディアが関わっています。 イアソンへの愛を貫くため、実の弟を手にかけたメディアですが、この所行をゼウスが怒り呪いをかけました。 その呪いを解くために叔母キルケーのもとを訪れたというエピソードがあるのです。 ちなみに、ゼウスの呪いは解いてあげたキルケーですが、弟殺しには怒り、メディア達をアイアイエ島から追い出したそうです。 英雄たちと魔女 ギリシャにとって大事件であるトロイア戦争。 この戦争については別章で詳しく説明したいと思いますが、キルケーはトロイア戦争後に活躍します。 賢者として名高いイタケ王オデュッセウスはトロイア戦争に勝利し、ギリシャへの帰途、アイアイエ島にたどりつきました。 どんな怪物が潜んでいるかわからないとオデュッセウスは半数の部下22人を副司令官エウリュロコスに預けて、偵察させました。 そこへ登場したのがキルケーです。 彼女は偵察部隊を館に招くと美味しいワインと料理を振る舞い、もてなしました。 美女と上手いご馳走に男たちは良い気分になり、腹一杯に飲み食いしたのです。 ところが、食後偵察部隊一行は、次々と豚の姿に変わってしまいました。 キルケーのご馳走には姿を変える毒薬がたっぷりと混ぜてあったのです。 ただ一人、キルケー館の外で見張りをしていたエウリュロコスはこれを知り、逃げ帰るとオデュッセウスに一部始終を報告します。 オデュッセウスはすぐに仲間の救出に向かいました。 トロイア戦争では神々がギリシャ、トロイア側に分かれてそれぞれ味方しましたが、ギリシャ側に付いたヘルメスが現れ、オデュッセウスに白い花と黒い根を持つ植物を与えます。 これはキルケーの毒を無効にできるモーリュという薬草でした。 キルケーはオデュッセウスにも毒を入れたご馳走を提供しますが、オデュッセウスには毒が効かず、変身しなかったのです。 動揺するキルケーに「部下達を元の姿に戻せ」と脅すオデュッセウス。 魔術が破られた魔女は素直に従い、オデュッセウスの部下達は豚から人間の姿に戻りました。 オデュッセウスの運の強さと賢明さに感服したキルケーはすっかり同情的になり、毒無しの本物のご馳走でもてなししました。 自分が叶わない相手に素直に降伏する点では、意外とキルケーってかわいいと思いませんか? さて、危険な場所ではなくなったキルケーの館にオデュッセウスの部下たちは入り浸るようになりました。 主人に負けす劣らず仕える侍女達も美人揃いでした。 また彼女の美貌に魅了されたオデュッセウスも愛欲の日々に溺れるようになります。 結局、一行が故郷への帰還の旅路に戻ったのはなんと1年も後のことでした。 よほど居心地が良かったのでしょうね。 キルケー~豚に姿を変える恐ろしい毒薬を使う魔女~ まとめ 魔女とは言え、オデュッセウス達へのもてなしを見るとキルケーの恐ろしさはあまり感じません。 自分の負けを受け入れ、相手に対する礼儀も無くさない魔術に長けた美女。 案外つきあいやすい女性ではないかなと思われます。 オデュッセウスとの間には子どもがいたという説もあるのですが、姪のメディアなら恋人が立ち去るのを許さないだろうと考えると、妻にしたら意外と良い線行くんじゃないかと思うのです。 最後まで読んでくださってありがとうございます。 マイベスト漫画は何と言っても山岸凉子の『日出処の天子』連載初回に心臓わしづかみにされました。 「なんでなんで聖徳太子が、1万円札が、こんな妖しい美少年に!?」などと興奮しつつ毎月雑誌を購入して読みふけりました。 (当時の万札は聖徳太子だったのですよ、念のため) もともと歴史が好きだったので、興味は日本史からシルクロード、三国志、ヨーロッパ、世界史へと展開。 その流れでギリシャ神話にもドはまりして、本やら漫画を集めたり…それが今に役立ってるのかな?と思ってます。 現在、欠かさず読んでいるのが『龍帥の翼』。 司馬遼太郎の『項羽と劉邦』は有名ですが、劉邦の軍師となった張良が主役の漫画です。 頭が切れるのに、病弱で美形という少女漫画のようなキャラですが、史実ですからね。 マニアックな人間ですが、これからもよろしくお願いします。

次の

【FGO】オケアノスのキャスターの評価|必要素材とスキル上げ優先度

キルケー

効果を増した誘惑魔法で さらに多くの対象を虜にすることが可能となった。 雑感 ・性能と運用 メロメロにしていけ ・アビリティ考察• グリッターチャーム 単体に2倍程度のダメージ。 対象が幻惑状態だと3. 5倍程度までダメージが増加する。 これ自体に幻惑付与があり、2アビで再使用できるため、決まれば単独でダメージ増加の条件を満たせる。 有利属性相手でも決まらないのが気になるなら、状態異常耐性ダウンや異常付与率アップなどを組み込むとよい。 敵を幻惑状態にするとアシストで狙われやすくなるので、単体回復と状態異常付与率アップの付与が可能なが便利。 スウィートタイム 1アビを即座に再使用可能にする。 さらに、幻惑状態の敵がいないと自身のバーストゲージが100まで上昇する。 ・アシスト考察• コートシップビヘイバー 幻惑状態の敵から狙われやすくなり、同時に幻惑状態の敵に対して回避率が上がる。 幻惑状態の敵からなら全体攻撃をされても回避率が上がるおかげで一人だけmissが出る可能性がある。 回避率UP以外の防御手段がなく、HPは下から数えた方が早い所にいるため、集中攻撃であっけなく倒れる場合も……。 ・その他 戦闘中のSDもハートまみれ。 バーストは銃撃の反動で尻餅、からの笑顔。 あざとい。 タイミング セリフ マイページ きゅっきゅのきゅっと…あ、継承者。 新しい口紅が手に入ったから試してるのよ、綺麗な色でしょー?何ならキスしてあげてもいいわよ ねぇ継承者!あたしの新しい服、どう?可愛い?興奮する?正直に言っていいわよ はぁ…はぁ…あっ継承者!ちょっと今、賞金稼ぎに追われてるのよ。 恨まれるのは気にしないけど、命を狙われるのは困りものねー ライブラリ キルケー様よ!好きなもの?男に決まってるじゃない!全ての男はあたしのもの、あたしのコレクション!欲情してあたしを見る、あの子犬みたいな目…あれが堪らないのよねー! 昔、魔法を使うのが下手で国に捨てられたことがあるのよ…。 でも、練習したらちゃんと使えるようになったし、私を捨てた国が馬鹿だったってことね! ふっふーん!かっこいい銃でしょ!これはあたしの新しい武器でね、魔法の威力を高めてくれるのよ!これで誘惑魔法を使えばー…世界中の男は私のものね! 編成時 キルケー様の出番ね! ま、いいわよ! やれやれ、しょうがないわね スキル選択時 やってやるわ! 通常攻撃 光線よ 逃がすか 撃つわよ アビリティ1 メロメロにしてあげる! アビリティ2 まだまだこれから! 奥義可能 バースト 惚れさせてあげる!ラブリーファッシネイト! 瀕死 今すぐ助けなさい 戦闘不能 参戦 勝利時 クリスマス限定 (反転) クリスマスのメニューを発表するわ!まず~、ディナーは、最高級レストランね!ケーキは~、ウェディング級の大きさにすること! そのあとのホテルだけど、やっぱりスイートは外せないわ!あと、プレゼントはダイヤの指輪ね!……全部無理ぃ?なぁんでよっ! バレンタイン限定 (反転) ほら継承者!バレンタインデーのチョコレートをあげるわ。 アハハ、嬉しい?存~分に感謝なさい!ひれ伏してもいいわよ。 あ、ホワイトデーは十倍返しじゃないと駄目だからね! ホワイトデー限定 (反転) ホワイトデーのプレゼント?いい心がけねっ!貰っておいてあげるわ! …その手に持っているのはなに?…他の女たちへのプレゼント!? そんなの許さないわ!ぜぇーんぶ私によこしなさい!• 最近のRにはちょくちょくアシストアビがつくんじゃのぉ・・・ -- 2018-05-01 火 18:25:03• 瀕死が超かわいい -- 2018-05-01 火 19:06:02• おなかをさすりたい -- 2018-05-01 火 22:10:13• HE良かった いっぱいすき -- 2018-05-01 火 22:38:34• 一応、即座にバースト可能にできるんだね。 -- 2018-05-01 火 22:50:21• ピュトーンultで最後尾に置いてアビオしてたら何かやたらバースト打ってるから「?」ってなった 幻惑してる奴がいなければゲージMAXになんのなw -- 2018-05-01 火 22:55:38• 個人的にはこの即バーストが嬉しい、うちの光Rだけだと加速遅めなので。 -- 2018-05-01 火 23:11:16• なんでこの前フリでMURABITOでも百合でもなく普通にANTなんだよ マジギレ -- 2018-05-02 水 01:25:26• 脇使わない事に怒ろうぜ -- 2018-05-06 日 13:02:17• っていうかこの2アビRとしては破格の性能じゃない…?やってる事は回復無いだけで解放バアルとほぼ同じだよね? -- 2018-05-02 水 09:24:28• 期間限定でなければ人気投票無視かな。 1回目も2回目下から数えて3番目なのに別ver来るとは -- 2018-05-03 木 19:53:22• 誘惑空振りキャラだが、正直なかなか股間に来てしまうのは俺だけだろうか -- 2018-05-03 木 20:09:21• ここにいるぞ! -- 2018-05-06 日 00:31:21• 可愛いんだが・・・見た目のせいかキャラのせいか・・・イカ臭そう(意味深 -- 2018-05-07 月 00:35:45• 俺は通常verのせいで脇が気になります -- 2018-05-07 月 00:45:43• 脇アピールして誘ってるもんな。 クセになったんだろう -- 2018-05-07 月 09:36:02• この絵師さんのキャラ久々にきてくれて嬉しいわ -- 2018-05-09 水 05:57:58• 幻惑させられない できない とブチ切れてバーストで幻惑試みるのはエピソード通りなんだね。 マモノやムラビト、あるいはニケ攻だったら100点だった、なにとはいわんが -- 2018-08-17 金 13:36:42• セリフもSDもとにかく可愛い -- 2018-09-19 水 22:54:50• ウザい そこがかわいい…あの声とキャラ性がとにかくオイシイ、眺めてるだけで楽しくなれそう -- 2019-12-24 火 21:31:45• Rにしちゃすごいな、SRに勝ってるわけじゃないが -- 2020-05-19 火 08:44:50.

次の

[魅惑の魔女]キルケー

キルケー

その名前はで「鷹」を意味する。 ではを省略して キルケとも表記される。 キルケーは主にの『』やの冒険、との恋物語に登場する。 の血を引き、伝説的なに住み 、とについて膨大な知識を持っている彼女は 、 キュケオーン ()と呼ばれる調合飲料や、、、、を用いてを使い、人を動物に変身させ、自在に操ってとし 、あるいは怪物に変えて破滅させる。 は彼女を《秘薬を使う魔女 》と呼ぶとともに《恐るべき女神 》《髪麗しい女神 》など女神と頻繁に呼んでおり、本来はの女神ないし、愛の しかも不真面目な愛の 女神でに相当する存在だったと考えられている。 系譜 [編集 ] やといった最も古い伝承では、彼女をと海の女神(ホメーロスではペルセー)の娘で、王の兄弟としている。 はこれに加えて との2人の兄弟がいるとする。 の説はヘーリオスの子孫とすることに変化はないが少々異なっている。 ヘーリオスの子である王ペルセースに娘がおり、彼女と伯父アイエーテースとの間に生まれた娘がキルケーであり、、と兄弟であるとしている。 子供についてはの王でありで活躍した英雄との間に、 、を生んだと伝えられている。 その他に娘カッシポネー、とアルデアを創建したアンティアースとアルデアースなる子供がいたとする説もある。 散逸した叙事詩『』によるとキルケーはオデュッセウスの子と結婚し、さらに後代の説によると2人の間にラティーノス あるいは娘ローメー(の名祖)を生んだという。 キルケーの魔法 [編集 ] 変身の魔法と動物たち [編集 ] の1514年から1516年頃の絵画『風景の中のキルケと恋人たち』。 キルケーは変身の魔法を使うことで知られる。 島を訪れた異国の客を饗応するとき、飲物に故郷のことを忘れさせる薬を混入し、客が飲み終わるのを見計らって彼らを杖で打つ。 すると彼らは動物に変身するだけでなく、大人しい性格になり、あるいはキルケーに命じられたとおりに行動する。 キルケーの館の周囲にはこのようにして動物に変えられた人間が数多くおり、どんなに体が大きく獰猛な獣であっても人間を襲うことはなく、まるで飼い犬のように親しげについて回る。 またキルケーは彼らの身体に軟膏を塗ることで、動物の体毛を取り除き、人間の姿に戻してやることが出来た。 それだけでなく、元の人間よりも美しい姿にすることが出来た。 一方、は薬草の汁を振りかけて、杖を逆に持って打ち、呪文を唱えることで元に戻したとする。 は、キルケーの後に従って歩く動物たちの奇妙な姿について語っている。 彼らはみな様々な動物の体の部位を合成した姿をしており、それは乾いた大気によって固くなる以前の原初の大地が生み出した動物たちの姿であるという。 しかし、ホメーロスは狭い家畜小屋に閉じ込められた者たちは人間の心が残っているために泣き叫ぶとも語っている。 またも、キルケーの薬草で動物の毛皮を被せられ、柵の内側や小屋に閉じ込められた人間たちが怒って吠えていると語っている。 薬草学と薬学 [編集 ] シケリアのディオドロスの的な説によると、コルキスを支配したアイエーテースと、タウリケーを支配したペルセースは残虐な王であり 、彼らから生まれた女性たちもみなその性格を受け継いでおり、あるいは彼ら以上に残虐だった。 キルケーの母ヘカテーは狩猟を好み、獲物が見つからないときは人間を射殺した。 また薬学やに関心を持ち、を発見して、異国の客を饗応する際に様々な薬を混入させて実験を繰り返した。 このようにして薬学を極め、父を毒殺して王国を奪ったのちアイエーテースと結婚し、キルケーとメーデイアが生まれた。 キルケーもまた母と同様に薬草や薬学に深く関心を寄せた。 キルケーが特に注目したのは根類の効能であった。 また母ヘカテーから多くの薬学を学んだが、それ以上に自らの研究で多くの成果を得たため母と比較しても全く遜色がなかった。 また2人が得た知識はメーデイアも学んだという。 メーデイアは後に自分を捨てたイアーソーンに復讐するため、キルケーが発見したよく燃える性質の根類を用いての王宮に火を放った。 冥府の死霊占い [編集 ] またキルケーはオデュッセウスにののを呼び寄せて予言を得る術を教えている。 それによるとに赴き、との2つの河が河に合流する場所に穴を掘り、とを混ぜたもの、、水を順に注ぎ、を振りかける。 次に故郷ので仔を生まないと各種の供物を捧げ、またテイレシアースには特別に黒いを捧げることを誓う。 その後、雄の羊と雌の黒い羊をの方角に向け、自分は後方の河の流れのほうに顔を背け、羊を見ないようにしながらし、穴に血を流し込む。 すると死者の霊が血を求めて集まって来るので、羊の皮を剥いで火で炙り、冥府の王とに祈る一方、剣を抜いて目当ての予言者が現れるまで他の死者を血に近づけないように気を配る。 テイレシアースが現れると予言の約束と引き換えに血を与え、予言を授けてもらう。 オデュッセウスはキルケーに教えられたとおりにテイレシアースから予言を授かったのち 、他の死者にも順番に血を与え、種々の話を聞き出している。 アイアイエー島 [編集 ] 現在のキルケーイイ(チルチェーオ)岬。 この付近はとの境界となっている。 ホメーロスによると、オデュッセウスは沖からに流され、の国、の国、の国、の国に続いて、キルケーの住むアイアイエー島にたどり着いた。 この島はの流れの近くにあり、オデュッセウスはアイアイエー島からオーケアノスに出ての国へと向かう。 こうしたホメーロスのは神話的性格が強いが、後代ではもっぱらに面した、地方のキルケーイイ岬と考えられた。 オウィディウスによればこの地名はキルケーに由来している。 古代は岬を形成する チルチェーオ山 ()が沼地と海に囲まれていたために島であるかのように見えたとは述べている。 またオウィディウスは『』でキルケーの館は薬草が豊富な丘の上にあったと語っており、ストラボンも現実のキルケーイイ岬が豊富な薬草で評判だったことを伝えているが、ストラボン自身はキルケーと結びついての評判だろうと述べている。 ホメーロスはキルケーがアイアイエー島に住み着いた経緯について語っていないが、ロドスのアポローニオスはアイエーテースがヘーリオスの戦車を駆り、キルケーをに運んだと語る。 またシケリアのディオドロスは、の王と結婚して、夫を毒殺し、あらゆる残酷なことをやってのけたため、イタリアに亡命したとしている。 神話 [編集 ] イアーソーンとメーデイア [編集 ] ジョン・ウィリアム・ウォーターハウスの1892年頃の絵画『嫉妬に燃えるキルケ』。 ロドスのアポローニオスの叙事詩『』によると、キルケーはとメーデイアに対し、殺害の穢れを清める儀式を行った。 彼らは肉親を殺した罪で神々の怒りを買ったことを、に取り付けられたのので知り、殺人の罪をキルケーに祓い清めてもらわなければならなかったのである。 彼らがキルケーのもとを訪れたとき、キルケーは昨夜見たの恐怖をぬぐうため、海で頭を洗っていた。 悪夢は彼女のもとに災いが訪れ、動物を供儀して災いを取り除かないと、彼女自身にもその火の粉が降りかかって燃え広がることを暗示していた。 2人を見たキルケーはすぐに彼らが嘆願者であり、殺人の罪で神々の怒りを買っていることに気がついたので、清めの儀式を執り行って動物を供儀し、とたちの怒りを鎮めた。 しかし2人の話を聞き、殺した相手が肉親だと気づいたキルケーはメーデイアを憐れんだが、早々に立ち去らせた。 グラウコスとスキュラ [編集 ] の『』によるとはクラタイイスの娘に恋をしたが、スキュラは彼を拒んだ。 そこでキルケーのもとにやって来て、薬草あるいは呪文の力で恋を成就させてほしいと依頼した。 ところがグラウコスに魅力を感じたキルケーは海神と恋仲になろうとするが、グラウコスの思いを変えることは出来なかった。 怒ったキルケーは、毒を持つ薬草の根を磨り潰しながら呪文を唱え、汁を絞った。 そしてスキュラのお気に入りの水辺に行き、先ほどの汁で汚しながら、再び呪文を9回唱え、それを3回繰り返した。 そうとも知らず、スキュラがお気に入りの場所にやってきて水に入ると、腹から犬のような怪物の首がいくつも生え、恐るべき怪物と化した。 のちにスキュラが帰国途上のオデュッセウスの船団を襲ったのは、キルケーに対する復讐心からであったという。 ピークスとカネーンス [編集 ] 上記のエピソードと同じくオウィディウスの『変身物語』によると、キルケーは地方の王が狩りをしている姿を目撃し、一目で恋に落ちた。 キルケーはの幻を作ってピークスを従者たちから引き離したうえで、呪文を唱えて神々に祈った。 すると雲が空を覆ってヘーリオスの目から地上を隠し、が従者たちの目からピークスを隠した。 そしてピークスと2人きりになると熱烈に気持ちを伝えた。 しかしピークスはの娘と結婚していたために、キルケーの求愛を拒んだ。 怒ったキルケーは、魔法を使ってピークスをに変えてしまった。 さらに従者たちがキルケーを攻撃しようとすると、キルケーは害のある薬草の汁と毒を振りまき、夜の女神と夜の神々をとから呼び出してヘカテーに祈願した。 すると森の木々は地の上を跳ね、大地はうめき声を発し、草は血に濡れ、地の上をたちが覆い、従者たちの周囲をが飛び交った。 この光景に彼らが怯えているすきにキルケーは杖で打って異形の獣に変えた。 カネーンスは行方の分からないピークスを探し続けたあと、6日6晩野山を駆け巡ったすえに空気に溶けて消えてしまったが、啄木鳥に変身したピークスはキルケーの館に置かれた人間だった頃の自分をかたどった彫像の上に今も留まっている。 オデュッセウス [編集 ] の1610年頃の絵画『オデュッセウスの仲間を人間の姿に戻すキルケ』。 、 パラッツォ・デル・ジャルディーノ ()所蔵。 『オデュッセイアー』によると、気に入った人間の男がいると島に連れて行って養い、飽きると魔法で獣や家畜に変えて暮らしている。 アイアイエー島にたどり着いたは エウリュロコス ()に部下たちの半数を預け、島の探索に行かせたが、キルケーは彼らを快く館に招き入れるふりをして、彼らが毒入りの葡萄酒を飲み干した途端、杖で打ってに変えてしまった。 館の外に留まったエウリュロコスは仲間たちがいつまで待っても館から出てこないので、慌てて逃げ帰って報告した。 そこでオデュッセウスはキルケーの館に向かったが、そのとき出会った神から魔法を打ち消す効力のある薬草と助言を授かった。 そうとは知らず、キルケーはオデュッセウスが毒入りのキュケオーンを飲み干したとき、オデュッセウスを杖で打ち、「豚小屋で仲間たちに混ざって寝なさい」と命じた。 しかし彼には魔法が効かなかったので、オデュッセウスは剣を抜いてキルケーに襲いかかった。 キルケーは驚いてオデュッセウスの足元で許しを乞い、「一夜をともにして、今日のことは水に流そうではありませんか」と誘った。 しかしオデュッセウスはこのときもヘルメースの助言のおかげで全く油断していなかったので、キルケーはオデュッセウスから精気を奪い、無力な人間に変えないことを誓わなければならなかった。 その後、キルケーはオデュッセウスの求めに応じ、軟膏を塗って部下たちを元の姿に戻したが、人間に戻った部下たちは以前よりも若く、背が高く、見目麗しい男になった。 キルケーはオデュッセウスたちをあらためて客人としてもてなしたが、これまでの旅があまりに辛く苦しいものだったので、オデュッセウスは疲れを癒しているうちに1年間キルケーとともに過ごしてしまった。 『キルケ』(1910年)。 スミソニアン・アメリカ美術館 ()所蔵。 ようやく部下たちの帰還を望む声にわれに返ったオデュッセウスはキルケーと別れ、島を後にする決意をする。 そこでキルケーはオデュッセウスに冥府に赴き、の儀式を使っての死霊を呼び出し、彼の帰国の取るべき道とその後の苦難について予言を授かるよう助言した。 さらにオデュッセウスが冥府から戻って来ると、キルケーは今後の航海について忠告した。 まずの海域では魔力のある歌を聴いてはならないこと、その後2つの航路があり、以外の船をことごとく海の藻屑に変えてきたプランクタイと呼ばれるがある海域と、の渦巻きと怪物が住処とする2つの大岩がある海域のいずれかを選んで通過しなくてはならないと教えた。 カリュブディスとスキュラの対策を聞き出そうとするオデュッセウスに対して、キルケーはカリュブディスについては何も答えず、スキュラについては怪物の母クラタイイスに助けを求めるよう助言した。 最後にヘーリオスの神聖な家畜が飼育されているトリーナキエー島について話し、家畜に危害を加えると神の怒りによって破滅すると忠告した。 そして侍女たちに命じて船に食料と葡萄酒を運び込ませ 、また出発する際にはに順風を送ってくれた。 セイレーンの棲む海域が近づくと、オデュッセウスはキルケーの忠告に従い、船員たちにろうで耳栓をした。 一説によるとキルケーが自らの手で船員たちの耳に栓をした。 しかし自分だけは耳栓をせず、あらかじめ身体を帆柱に縛り付けさせてセイレーンの歌を聴いた。 歌に魅入られて身をもがき、船を止めろと叫ぶオデュッセウスをよそに、部下たちは一心に漕ぎ続けてセイレーンの海域を無事通過した。 続いてオデュッセウスはカリュブデスとスキュラの棲む2つの大岩がある海域に航路を取った。 そしてキルケーの助言を思い出し、全滅するよりはましだと考え、スキュラの棲む大岩の側に船を寄せて急いで通過しようとした。 オデュッセウスたちはカリュブデスに気を取られている隙を突かれ、スキュラに船員6人を喰われてしまうが、その間にオデュッセウスたちは大岩から逃れることに成功した。 トリーナキエー島ではテイレシアースとキルケーから助言を授かっていたにもかかわらず、エウリュロコスの反抗的行動を防ぐことができなかった。 オデュッセウスはキルケーの助言を語り、キルケーが与えてくれた食料を自由に食べて良いと告げた。 しかし風を待つ間に食料が乏しくなると、エウリュロコスはオデュッセウスが眠っている隙に船員たちを扇動し、ヘーリオスの家畜を殺し、肉を食らった。 彼らは家畜の中から特に優れたものを選んで神々に犠牲を捧げ、帰国した暁にはヘーリオスの神殿を造営すればよいと考えたのだった。 しかし家畜を襲われたヘーリオスは怒ってゼウスに訴えたので、ゼウスは彼らの船を雷で撃ち、オデュッセウス以外の者を滅ぼした。 テーレマコスとの結婚 [編集 ] 散逸した叙事詩『』によると、オデュッセウスがアイアイエー島を去ったのち、キルケーはオデュッセウスの子を生み、島で息子を育てた。 またが制作した毒があるの棘を穂先に付けたを与えた。 テーレゴノスは成長するとオデュッセウスに会いに行ったが、に漂着したときテーレゴノスは空腹に耐えかねて家畜を襲い、家畜を守りに現れた男を父オデュッセウスとは気づかずに槍で殺してしまう。 殺した男が自分の父親だと知ったテーレゴノスは、オデュッセウスの遺体と、異母兄、その母を伴ってアイアイエー島に戻った。 キルケーは3人にを与え、キルケーはテーレマコスと、テーレゴノスはペーネロペーと結婚した。 はキルケーとテーレマコスからが生まれ、テーレゴノスとペーネロペーからが生まれたとしている。 しかしはキルケーとテーレマコスとの結婚について語っていない。 後代の説によるとキルケーはオデュッセウスの遺体に薬草を使って蘇生させ、娘カッシポネーとテーレマコスとを結婚させたが、後にキルケーがテーレマコスに殺されたため、カッシポネーは夫に復讐したという。 神域 [編集 ] ストラボンはキルケーイイ岬の近くにキルケーの神域があったことを伝えている。 系図 [編集 ]• シケリアのディオドロス、4巻45・3。 『オデュッセイアー』10巻。 『変身物語』14巻。 『オデュッセイアー』10巻276行。 『オデュッセイアー』10巻137行。 『オデュッセイアー』10巻220行。 フェリックス・ギラン『ギリシア神話』、172頁。 『オデュッセイアー』10巻136行-139行。 ヘーシオドス、956行-957行。 アポロドーロス、1巻9・28。 シケリアのディオドロス、4巻45・1-45・3。 ヘーシオドス、1011行-1013行。 プロクロス『文学便覧』「テーレゴネイア梗概」。 アポロドーロス、適用(E)7・16。 アポロドーロス、適用(E)7・36。 ヘーシオドス、1014行。 廣川洋一訳、p. 124。 中務哲郎訳注、p. 156。 高津春繁『ギリシア・ローマ神話事典』p. 111b-112a。 高津春繁『ギリシア・ローマ神話事典』p. 172b。 『オデュッセイアー』10巻231行-238行。 『オデュッセイアー』10巻212行-219行。 『オデュッセイアー』10巻392行-395行。 『オデュッセイアー』10巻395行-396行。 『変身物語』14巻。 ロドスのアポローニオス、4巻672行-681行。 『オデュッセイアー』10巻239行-243行。 『アエネーイス』7巻15行-20行。 シケリアのディオドロス、4巻45・1。 シケリアのディオドロス、4巻45・2。 シケリアのディオドロス、4巻45・3。 シケリアのディオドロス、4巻50・6。 シケリアのディオドロス、4巻54・5。 『オデュッセイアー』10巻504行-540行。 『オデュッセイアー』11巻1行-99行。 『オデュッセイアー』11巻100行-151行。 『オデュッセイアー』11巻152行以下。 オウィディウス『祭暦』4巻70行。 ロドスのアポローニオス、3巻309行-313行。 シケリアのディオドロス、4巻45・4。 ロドスのアポローニオス、4巻580行-592行。 ロドスのアポローニオス、4巻690行。 『変身物語』13巻-14巻。 『変身物語』14巻320-440行。 『オデュッセイアー』10巻203行-347行。 『ホメーロスの諸神讃歌』p. 329。 『ホメーロス風讃歌』第5歌「アプロディーテー讃歌」187行-191行。 『オデュッセイアー』10巻383行-399行。 『オデュッセイアー』10巻455行-468行。 『オデュッセイアー』10巻469行-540行。 『オデュッセイアー』12巻33行-141行。 『オデュッセイアー』12巻17行-19行。 『オデュッセイアー』12巻148行-150行。 『オデュッセイアー』12巻173行-177行。 アルクマーン断片80。 『オデュッセイアー』12巻178行-200行。 『オデュッセイアー』12巻234行-260行。 『オデュッセイアー』12巻261行-425行。 プロクロス『文学便覧』「テーレゴネイア梗概」。 アポロドーロス、適用(E 7・37。 高津春繁『ギリシア・ローマ神話事典』p. 96b-97a。 参考文献 [編集 ]• 『ギリシア神話』訳、(1953年)• 他『ギリシア合唱抒情詩集』訳、(2002年)• 『』・訳、京都大学学術出版会(2001年)• 『(上・下)』訳、岩波文庫(1981年・1984年)• 『/』・岡道男訳、(1982年)• 『神代地誌』飯尾都人訳、龍溪書舎(1999年)• 『ギリシア・ローマ世界地誌』飯尾都人訳、龍渓書舎(1994年)• 『』訳、岩波文庫(1984年)• 『 全作品』訳、京都大学学術出版会(2013年)• 『(上・下)』松平千秋訳、岩波文庫(1994年)• ホメーロス『ホメーロスの諸神讃歌』訳、(2004年)• 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、(1960年)• フェリックス・ギラン『ギリシア神話』中島健訳、(1991年) 関連項目 [編集 ] ウィキメディア・コモンズには、 に関連するカテゴリがあります。

次の